国宝 沖ノ島出土品「金銅装甲冑」についての新知見についてのプレスリリースを行いました

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会で、令和7年度に沖ノ島祭祀遺跡出土と伝わる資料(返納品)を有識者と調査したところ、「金銅装甲冑」が確認されました。金銅装甲冑は、金メッキを施した銅板(金銅板)を用いた非常に装飾性の高い甲冑です。

調査では、沖ノ島21号遺跡出土の甲冑ともともとは一つのものであった事や、大阪府仁徳天皇陵古墳(大仙陵古墳)と類似する事、甲冑は冑(かぶと)だけでなく短甲(たんこう)、頸甲(あかべよろい)が確認され、甲冑一式が揃う最も格式の高い組み合わせであったことが明らかになりました。

沖ノ島21号遺跡出土の金銅装甲冑が製作・奉献された5世紀中葉は、古代東アジアを舞台に活動した「倭の五王」の時代です。大阪府仁徳天皇陵古墳(大仙陵古墳)と類似することは、当時の王権がいかに沖ノ島祭祀を特別視していたかを示しています。東アジアの国々と交流した倭の五王の祭祀を象徴し、古代東アジアと日本列島の古代社会を考える上で極めて重要な歴史的意義を有するものです。

本調査成果についての特別展示「沖ノ島新出資料特別公開 天皇の祈り」が宗像大社神宝館において令和8年7月15日(水)から8月30日(日)まで行われます。よろしければ、ぜひご覧ください。