【第3回オンライン公開講座を公開しました】

令和二年度 世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 公開講座

第3回「近世宗像郡の寺社建築と宗像社―建築が伝える記憶―」

宗像大社の社殿は、中世末期から近世前期にかけて建築されています。これらの建築は世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群にどうして必要不可欠なのでしょうか?また、4世紀から9世紀にかけて行われた沖ノ島の祭祀とはどのような関係があるのでしょうか?宗像大社の長い信仰の歴史を辿りつつ、近世宗像郡を建築史的に考察し、宗像大社の社殿が伝える価値とは何か、明らかにしていきます。

講師 山野 善郎(やまの よしろう)先生
(有限会社)建築史塾Archist 代表取締役。専門は建築史学。
主な著作に『神社』(単著)、『日本建築史基礎資料集成一社殿』(共著)。
平成23年度「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産登録の為の調査研究に建築史の立場から関わり、宗像市文化財保護審議会委員を務めた他、現在『新修宗像市史』の執筆に関わる等、宗像地域の有形文化財に深く関わる。